外国為替レートと金利

外国為替レートと金利には深い関係があるといわれていますが、この関係が特に注目され始めたのは、1980年代に入ってからだと考えられています。1980年に入ってアメリカがいわゆるレーガノミクスの理念のもとで高金利政策を打ち出したことにより、海外から資本がアメリカ入ってきました。これが金利相場にも影響を与え、ドル高の要因になったと分析されているようです。

それ以降、為替市場で米ドルだけでなくオーストラリアドルやニュージーランドドル、ポンドといった、当時ではどちらかといえば高金利であった通貨に対する需要が増え始め、これが為替レートの押し上げにも少なからず影響を及ぼしていました。市場ではこのことを金利相場と呼び、金利水準が外貨売却・外貨購入のレートに大きな影響を与えている相場を指しています。

金利相場を分析するためには、みなさんが外貨預金を行うのと同じ動機を考えればわかりやすいでしょう。より大きな利益を手に入れるためには、少しでも金利が高い通貨を選ぶ必要があると思います。これにより、高金利の通貨の為替レートが強含みに推移するわけです。

ここで注意してほしいのが、高金利の通貨が必ず市場の需要を呼び起こすというわけではないという点です。

たとえば、ラテンアメリカ諸国の場合、金利が数十%を超えるものもあり、中には数百%というものもあるようです。しかし、数百%の金利の通貨に対する需要があるかというと、世界の資本はそこまで興味を持つことはありません。