失業率と為替レート

失業率とは一般的に、働きたいと思っているけれども就職先が決まらない人の割合を指します。その国の経済の成長率が高い状況にあれば、企業の雇用者数は増えていき失業率は下がります。反対に経済成長率が低い状況のときには、企業は人件費を削減してコストダウンを図り、失業率が上がります。為替レートと失業率の関係性は、経済成長率の上昇で失業率が下がると、海外からの投資が流入してきて外貨売却・外貨購入のレートが上がります。対して経済成長率低下による失業率の増加で海外からの投資が減少したり海外投資が流出したりすると、通貨が安くなります。

実際の為替市場で失業率が注目される国はアメリカのようです。もちろんイギリスやドイツ、日本などの失業率に目が向けられるときもありますが、それほど多くはありません。アメリカように毎月の失業率の数字が市場の注目を浴びているケースとは異なります。

最近の市場では、失業率を金融政策と一括りにして考察することが多くなっているといいます。つまり、アメリカの失業率が想定していたよりも上だった場合、外国為替市場は中央銀行が失業者数を減らすために、金融政策を緩和気昧にして市場金利の低下を促し、景気を刺激するのではないかと予想します。これにより、利下げドル売りという判断を下すことになると思います。

そのためドルのレートが下降傾気味になっていくという予測をすることができるのです。また、発表された失業率が予想よりも下だった場合は、中央銀行が引締め政策で金利を高めにすると考え、ドル高になるということです。