円が高くなりドルが安くなるということは

円が高くなるということは、簡単にいえば「円の需要が増えた」ということです。かつて円は、1995年4月四日に1ドル卯円布銭という最高値をつけましたが、この時は、ドル以外ではポンドに対しても上がり、一方そのほかドイツマルク、スイスフランなどに対しては、大した動きはありませんでした。

このように、為替相場というのは、理由が定かでなくても、買いが買いを呼んで高くなるということがあるので、時に行き過ぎるのです。これが自由相場の特長です。

そのために、高くなり過ぎた円、安過ぎたドルは、その後では逆の動きになりました。ドルが一貫して高くなり、円は安くなったのです。これは日本の不景気、金融機関の不良債権から来る経営不安、貸し渋り経済を反映したものでした。

ところが、150円近くまで下がった円は、一気に上昇し、110円台になったのです。これも同じで、最初はロシアのルーブル切り下げがきっかけで損をしたヘッジファンドの円買いだったのですが、それに、銀行や輸出関連の買いが入り、急激な円高・ドル安になったわけです。これは変動相場制の宿命でもありますが、売買が自由なものには必ず行き過ぎがつきものです。そのような状況では、動くだけ損です。慎重に対処しましょ

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